サトウキビは紙の原料であり、さらに紙から本や地図をクラフトできます。そのためマインクラフトではサトウキビが重要です。そこで大量に入手しようと栽培してみるも、育つのが遅いし、手作業で収穫すると破壊したサトウキビが飛び散って回収が面倒です。
そんな訳で自動化できないものか?
と思う訳です。幸いな事にサトウキビは収穫まで全自動化可能です。ぜひとも作ってみましょう。
※本サイトでは、ブロックやアイテム名はJava版の名称を用いています。統合版の方は以下の通り読み替えてください。
レッドストーンダスト ⇒ レッドストーンの粉
レッドストーントーチ ⇒ レッドストーンたいまつ
リピーター ⇒ 反復装置
オブザーバー ⇒ 観察者
パワードレール ⇒ 加速レール
ディテクターレール ⇒ 感知レール
概要
ここでご紹介する簡単サトウキビ自動収穫機は骨粉を使わないタイプです。オブザーバーも使いません。ピストンが連動するので効率はそれほど良くないです。しかしながら、コンパクトかつ低コストで簡単に作れるのが魅力です。
効率を求める場合は、ピストンが独立して動くタイプの収穫機をおすすめします。リピーター(統合版のみ)とオブサーバーがピストンと同数必要になります。
3割以上収穫が増えますので資源(ネザークォーツとレッドストーン)に余裕があるなら断然こちら↓をお勧めします。
特徴
監視対象のサトウキビ1ブロックが成長したときに、最大29個のピストンが同時に動作します。Java版ではピストンのバグっぽい仕様のため最大31個まで連動可能ですが、本記事ではとりあえず29個で作ります。
レッドストーントーチの焼き切れを利用することによりオブザーバーを使わないので資源も少なくて済み、構造も簡単です。ピストンでアイテム化したサトウキビは、ホッパー付きトロッコで回収するので取りこぼしはありません。
効率
最も効率が良いサトウキビ自動収穫機と比べると収穫量は70%ぐらいです。夜をスキップせずに1時間放置した場合、1本のサトウキビから2.5個(Java版)、1.62個(統合版)のサトウキビブロックを収穫できます。詳細な実験結果は以下をご覧ください。
材料
この設備はサトウキビブロックをピストンで破壊する装置と、回収装置で成り立っています。
サトウキビブロック破壊装置
- 水を貯めるブロックx60
29ブロック分の水を貯える為のブロックです。 - 土ブロックx29
砂以外のサトウキビ植える事ができるブロック(草ブロック・土・ポドゾル・粗い土)を使用してください。 - 水バケツ
- 光源ブロックx29
明るさレベル最大15の光源ブロック(グロウストーン、ジャックオランタン、シーランタン、シュルームライト、フロッグライト)のいずれかを使用してください。 - ピストンx29
- 不透過ブロックx30
- レッドストーントーチx1
- ガラスブロックなどx121
アイテム化したサトウキビの飛び散り防止用ブロックです。なるべく日光を当てたいところですが、光源ブロックがあれば昼でも夜でもほぼ同じ生産量になります。という訳でガラスでなくてもいいです。でも動作が見えた方がいいのでガラスがおすすめです。
回収装置
ここでは荷下ろししたらすぐに出発するタイプを使います。
- ホッパーx1
- チェストx2
- レッドストーントーチx1
- コンパレーターx1
- レッドストーンダストx5
- レールx23
- パワードレールx5
- ディテクターレールx1
- ホッパー付きトロッコ
- 不透過ブロックx3
あとはパワードレールをオンにするレバーなど必要です。
作り方
サトウキビブロック破壊装置
サトウキビを植える土と水槽をつくる
ブロックを29個地面に置きます。水のイメージがあるプリズマリンレンガブロックを使っていますが、どのブロックでもいいです。
先ほど置いた29個のブロックの上に水を貯めるので、溢れないように周りにブロックを置きます。片側はサトウキビを植えるので土にしておきます。
Java版では、階段や葉っぱブロックに水を貯める事が出来るので、囲う必要がなくなります。水を入れるのが面倒ですが、さらにコンパクトになって見た目がかなりスッキリします。Java版の人はこちらがオススメです。
光源ブロック、ピストン、不透過ブロックを置く
水の上に置きます。ピストンはピストンヘッドを土の方に向けます。
本サイトではレッドストーン信号が通る不透過ブロックには、なるべく「なめなかな石」ブロックを使う事にしています。
レッドストーントーチを置く
29個並べた不透過ブロックの真ん中ブロック(端から15番目)の、側面(土ブロック側)にレッドストーントーチを置きます。
レッドストーントーチの上に不透過ブロックを置く
このブロックを置くことでレッドストーン動力がループして、レッドストーントーチが焼き切れます。レッドストーントーチの焼き切れについて詳しくはこちらを御覧ください。
レッドストーンダストを置く
29個並べた不透過ブロックの上にレッドストーンダストを置きます。これにより端のピストンまでレッドストーン動力が伝えられます。
テストしてみよう
端の方のピストンの前に何かブロックを置いていて、真ん中のピストンの前にブロックを置くなどしてみましょう。すべてのブロックが動いていればOKです。
サトウキビを植えてガラスで覆う
土の上にサトウキビを植えて、サトウキビが飛び散らないようにガラスで覆います。
回収装置
ここではホッパー付きトロッコが常に走り回るタイプの回収装置を使いますが、2~3分毎に回収するタイプでもかまいません。
荷下ろし回路にはJava版と統合版どちらでも安定して動作するタイプを使う事にします。ディテクターレールでトロッコが来たらパワードレールをオフにするタイプです。
他の回収機構も知りたい、原理も知りたい、という方は以下の記事をご覧下さい。
以下が今回使う荷下ろし回路です。
サトウキビの下にレールを敷いて、数か所パワードレールを置きましょう。
折り返し地点にもブロックとパワードレールを置きましょう。
あとはホッパー付きトロッコを置けば完成です。
完成図
サトウキビは成長が遅いので、もっと数を増やした方がいいと思います。これを1セットとして、いくつも作るといいでしょう。