カボチャ・スイカ自動収穫機

カボチャとスイカは村人と取引すれば効率良くエメラルドを稼げます。特にカボチャは重要な農作物です。アイアンゴーレムの召喚に必要です。また、ジャックオランタンの材料になります。しかし、どちらも成長が遅く、効率的に大量に収穫するのが難しい作物です。そんな訳で、効率の良いカボチャとスイカの自動収穫機をご紹介します。

※本サイトでは、ブロックやアイテム名はJava版の名称を用いています。統合版の方は以下の通り読み替えてください。

レッドストーンダスト ⇒ レッドストーンの粉
リピーター ⇒ 反復装置
オブザーバー ⇒ 観察者
パワードレール ⇒ 加速レール
ディテクターレール ⇒ 感知レール

概要

カボチャまたはスイカ(以後カボチャのみ記す)の茎を上からオブサーバーで監視します。カボチャが実ると茎の形が変化し、それはブロック状態の変化なのでオブザーバーがレッドストーン信号を出力してピストンを動かします。ピストンで潰されたカボチャはアイテム化し、それをホッパー付きトロッコで回収する、というしくみです。

カボチャ・スイカ自動収穫機の原理

効率がいい理由

他にピストンを横置きにしたタイプの自動収穫機もあります。

トーチ焼き切れ利用水流回収式の全体図
トーチの焼き切れを利用したタイプ
トーチ焼き切れ利用水流回収式の内部
1本の茎に対して実るスペースが少ない

水流を使って回収する場合はこのタイプになる事が多いのですが、効率が4割以上落ちます。その理由は、茎の周囲にカボチャが実るスペースが2箇所しかないからです。
一方、今回ご紹介する自動収穫機は、茎に隣接するブロックはすべて(4箇所)空けてあります。そのためカボチャの成長が速くなります。

自動化をおすすめする理由

カボチャとスイカは適当に植えると収穫に手間がかかります。そのため一直線に並んで実るようにスペースを限定して植えたりします。

収穫は楽だが成長が遅い手動のカボチャ・スイカ農場

でもこれは成長を遅らせる植え方です。4箇所の実る可能性があるスペースのうち1箇所しか使ってません。一方、茎と茎の間隔を空ける植え方だと、収穫の時に右往左往する事になり面倒臭いですね。
つまり収穫時の手間を考えると成長が遅くなり、成長スピードを追求すると収穫時に手間がかかる、というジレンマに陥ります。

今回ご紹介するカボチャ・スイカ自動収穫機は、そのジレンマを完全に解消します。そういう訳で、カボチャやスイカを育てるなら、なるべく早い段階で、この自動収穫機の導入をおすすめします。

効率

Java版で1時間放置して測定した結果、208個収穫しました。茎1本当りでは収穫は5.2個/hです。

材料

今回は、水源1個分の規模とします。これを1セットとして、複数作ってもいいでしょう。

この装置は、茎を監視してカボチャをピストンで押して破壊する装置部分と、ホッパー付きトロッコで回収する装置部分に分ける事ができます。

カボチャ・スイカ破壊装置

カボチャ・スイカ破壊装置に用意する資材
  • 光源ブロックx1
  • ハーフブロックx1
  • 種x40
  • オブザーバーx40
  • レッドストーンダストx40
  • ピストンx60
  • 不透過ブロックx60(統合版のみ)
  • 土または草ブロックx120
  • ガラスブロックx88

骨粉に余裕がある場合は、2、3スタック用意してください。

カボチャ・スイカ回収装置

ここでは荷下ろししたらすぐに出発するタイプの回収装置を使います。

回収装置に用意する資材
  • ホッパーx1
  • チェストx2
  • レッドストーントーチx1
  • コンパレーターx1
  • レッドストーンダストx5
  • 不透過ブロックx3
  • ディテクターレールx1
  • パワードレールx13
  • レバーx12
  • レールx130
  • ホッパー付きトロッコ

作り方

カボチャ・スイカ回収装置

先に回収装置を作ります。

レールを弾く

11×13の土地を整地して、以下のようにレールを敷きます。各列の中央にはパワードレールを置きます。

レールを敷き詰めた図

パワードレールの3マス下に高さ2の横穴を掘ります。オンにしたレバーを置くのが、パワードレールにレッドストーン動力を与える最も安上がりな方法です。レバーはブロックの底面にも置けますので、パワードレールを置いたブロックの裏側にレバーを11個並べてくっつけて、すべてオンにしています。

パワードレールにレッドストーン動力を与えるための横穴
パワードレールを敷いたブロックの底面にレバーを置いてオンにする

この横穴の湧きつぶしを忘れないようにしてください。

アイテム荷下ろし回路

ここではホッパー付きトロッコが常に走り回るタイプの回収装置を使いますが、2~3分毎に回収するタイプでもかまいません。
荷下ろし回路はJava版と統合版どちらでも安定して動作するタイプを使う事にします。ディテクターレールでトロッコが来たらパワードレールをオフにするタイプです。
他の回収機構も知りたい、原理も知りたい、という方は以下の記事をご覧下さい。

以下が今回使う荷下ろし回路です。

統合版における荷下ろし回路(オンの場合)

この回路を組み込みましょう。また、終端にブロックとパワードレールを置いて折り返せるようにしてください。

これで回収機構は出来上がりました。ためしにホッパー付きトロッコを置いてテストしてください。

カボチャ・スイカ破壊装置

水源と光源の設置

レールを11×13で敷きましたが、その中央のブロックの上にハーフブロックを置きます。中央のパワードレールの上に置くようにすると下付きで置けます。階段ブロックでもかまいません。Java版では葉ブロックの方がいいです。葉ブロックは単独で水を保てるので失敗がありません。

ハーフブロックを中央に置いた図

ハーフブロックの周りを土ブロックで囲み、ハーフブロックに水を置きます。この時失敗したり、取り囲んだ土ブロックを壊してしまうと、水が流れ出てレールを流してしまうのでくれぐれも気をつけて作業してください。

土ブロックの側面に狙いを定めてハーフブロックに水を張るアニメーション

無事、水を張れたらその上に光源ブロックを置きます。ここではグロウストーンを使います。

水のグロウストーンを置くアニメーション

ピストンとオブザーバーの設置

この光源ブロックを中心とした9×9マスにカボチャを植えるのですが、先にピストンを設置します。ピストンを下向きに設置するには下から上に向けて置きます。だから先にカボチャを植える土ブロックを置いてしまうと作業しにくくなります。ただし、Java版ではトラップドアを使えば1マスの隙間に入れますので順序はあまり考えくてもいいです。
という訳で、ピストンは光源ブロックの上に仮ブロックを置き、その横の上の方を狙って置けば、下向きにピストンを設置できます。

下からピストンを下向きに設置するアニメーション

仮ブロックの側面全部にピストンを置きましょう。

ピストンを4個置いた状態

さらにピストンの横に仮ブロックを置いてピストンを置いていきます。光源ブロックの1マス上に置いた仮ブロックを中心とした9×9マスに、ピストンと仮ブロックを交互に置いていくと以下のようになります。

上からみた図

角が仮ブロック(土ブロック)になっていればOKです。仮ブロックとピストンの位置が逆になっていると効率が落ちるので必ずこの配置にしてください。

次にこの仮ブロックを取り除き、そこに顔を下に向けたオブザーバーを置きます。オブザーバーは上から置けば下向きになるので、ピストンの上に上って配置すればOKです。

仮ブロックをオブザーバーに置き換える
上からみた図

実はまだピストンを置けます。端のオブザーバーの隣にピストンを置いた方が効率が上がります。ここにもカボチャが実る可能性があるのです。あと20個置くと以下のようになります。

ピストンをさらに20個置いた図

ピストンとオブザーバーの連結

全てのオブザーバーの上にレッドストーンダストを置きます。

オブザーバーの上にレッドストーンダストを置いた様子
オブザーバーの上にレッドストーンダストを置いた様子

Java版はこれでOKです。カボチャが実れば周囲の4個のピストンが動きます。なぜこれが動作するのでしょうか。それは、Java版には準接続というバグみたいな仕様があるからです。

ピストンや準接続について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

という訳で統合版はこれでは動きません。統合版ではピストンの上に不透過ブロック(ここでは滑らかな石)を置きます。これでオブザーバーの信号が周囲のピストンに伝わります。

全てのピストンの上に不透過ブロックを置いた様子
統合版ではピストンの上にブロックを置く

耕地を置きカボチャ・スイカを植える

ピストンとオブザーバーを置いた11×11のエリアに土または草ブロックを置きます。オブザーバー下を耕して種を植えていきます。骨粉のある人は成長させておきましょう。光源ブロックから外側に向かって円を描くように作業します。種を植えた時と骨粉を撒いた時にピストンが動くはずです。植えている最中にもカボチャが実ってピストンが作動していると思います。

カボチャの種を中央の方から植えていく様子
カボチャの種を全部植え終わった様子
全部植え終わって骨粉で成長させた茎

あとは飛び散りを防止するためガラスブロック等で囲いましょう。これで完成です。

完成図

カボチャ・スイカ自動収穫機の完成図
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