実験目的
サトウキビ破壊装置の比較
サトウキビの自動収穫機には幾つか種類があります。3種類のサトウキビ破壊装置を用意して効率を調べます。
昼と夜の比較
サトウキビの成長に日光はどれぐらい影響するのでしょうか。サトウキビ栽培は広い場所が必要ですが、マインクラフトのシステムではプレイヤーが離れてしまうと自動収穫機は動かなくなるので、縦に何層も設置したり地下や建物内部に設置したいのですが、効率が落ちないか心配です。昼と夜でどれくらい収穫量が変化するのか検証します。ただし夜や地下など日光が当たらない場合でも生産量を増やしたいので全てのサトウキビの隣に光源ブロックを置いてます。その場合の日光がどれくらい影響するのかを検証します。
実験方法
クリエイティブモードでフラットなワールドを作成し時間と天気は固定します。3種類のサトウキビ自動収穫機を設置します。
3種類のサトウキビ破壊装置
α:オブザーバー使用、ピストン連動型
上のイメージの通り、サトウキビの真横に光源ブロックを設置し、その上にピストンとオブザーバーが乗ってます。サトウキビが3マスの高さまで成長した瞬間にピストンが2段目を破壊します。ただし、他のピストンがすべて連動して動いてしまうタイプです。
β:オブザーバー不使用、ピストン連動型
レッドストーントーチの焼き切れを利用し、オブザーバーを使用しないタイプです。「簡単サトウキビ自動収穫機」という名前で作り方を解説しています。詳しくは以下の記事をご覧ください。
γ:オブザーバー使用、ピストン独立型
ピストンが独立して動くタイプです。Java版では「準接続」を利用して簡単に作る事ができます。統合版ではリピーターがピストンと同数必要です。「高効率サトウキビ自動収穫機」という名前で作り方を解説しています。詳しくは以下の記事をご覧ください。
サトウキビ回収方法
回収方法には確実なホッパー付きトロッコを使用します。ロスはほぼありません。ちなみに水流方式は実験しなくてもわかるくらいにロスが多い(特にJava版)のでやめた方がいいです。
計測方法
48倍速で30分間計測します。これは24時間放置したのと同じになります。48倍速にするには”/gamerule randomTickSpeed 48″
とコマンドを打ちます。ただしJava版は48のところを144にします。30分後に
“/gamerule randomTickSpeed 0”
とコマンドを打てばサトウキビの成長を完全に止める事ができます。ホッパー付きトロッコを走らせて全て回収してから収穫量を確認します。これを5回行ってその平均を結果とします。Java版と統合版でそれぞれ昼と夜で計測します。装置を組み立てた直後はどの装置も効率が落ちるので48倍速で10分ほど放置してから計測を開始します。
結果
Java版と統合版の結果です。それぞれ5回計測した平均値です。
Java版の結果
α | β | γ | |
---|---|---|---|
昼 | 598.4 | 603.4 | 786.2 |
夜 | 597.2 | 598.8 | 782.0 |
統合版の結果
α | β | γ | |
---|---|---|---|
昼 | 401.6 | 390.6 | 520.8 |
夜 | 398.4 | 386.6 | 518.8 |
考察
サトウキビ破壊装置の比較
αとβは収穫量がほぼ同じですが、ピストンが独立して動くγは約30%も収穫量が多いです。資源をより多く使いますが、それ以上に作る価値があります。特にJava版では、準接続が使える事により簡単で低コストで作れるので他のタイプを作る意義が見いだせません。収穫量3割の差は大きいです。
夜と昼の比較
夜の方が僅かに収穫量が減りますが、1%未満なので無視してよいでしょう。したがって地下に設置したり、上下に重ねて設置しても全然問題ありません。自動収穫機はプレイヤーが離れすぎると機能しなくなるので、いくら土地があるにしても水平方向に拡張するのはやめた方がよいでしょう。
しかし全ての結果で夜の収穫量が減少していますので日光が影響してるいのは間違いありません。
その他
統合版はサトウキビの成長が遅いです。成長スピードはJava版の2/3です。統合版ではより多く設置した方がいいでしょう。
結論
これ↓を作りましょう
あと、日光は当てなくてもいいでしょう。
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