クロック回路は連続でオンとオフを繰り返す回路です。使用頻度は最も高いのでぜひ覚えましょう。組み方は沢山ありますが、まず最初はシンプルで組みやすいオブザーバー式です。
※本サイトでは、ブロックやアイテム名はJava版の名称を用いています。統合版の方は以下の通り読み替えてください。
- オブザーバー ⇒ 観察者
- 粘着ピストン ⇒ 吸着ピストン
構成
2つのオブザーバーを向かい合わせて置くだけでクロック回路が出来上がります。それだけでは動きっぱなしになるので粘着ピストンで引き離してオフにします。
特徴
- クロック周期:0.2sec(2RSティック)
- スペース効率:良い
- 構成部品:オブザーバーx2, 粘着ピストンx1
クロック周期は固定ですが、小スペースで簡単に組み立てできるのが長所です。福井のカズさんがよく使ってますね。
原理
オブザーバーは顔の前にあるブロックを監視します。監視しているブロックに変化があるとレッドストーン信号パルスを出力します。オブザーバーを向かい合わせて置くと以下の処理フローでクロック回路となります。最初に置いたオブザーバーをA、後に置いたオブザーバーをBとします。
- Aの前にBが置かれた⇒Aはパルス出力
- Bの前のAがパルスを出力した⇒Bはパルス出力
- Aの前のBがパルスを出力した⇒Aはパルス出力
- 2に戻る
オブザーバーがお互いを監視し合っていて、監視対象に変化があった時に出力するレッドストーン信号パルスもブロックの変化とみなすので、監視報告合戦が永遠に終わらなくなります。
オブザーバーは1RSティック毎に交互に検出するのでクロック周期は2RSティック(0.2秒)となります。レッドストーン回路を処理するのに使われるRSティックが0.1秒周期なのでこれ以上速いクロックは不可能です。
これがどれくらいの速さかと言うと、出力にドロッパーをつなげると1スタック(64個)のアイテムを全て吐き出すのに12.8秒(0.2秒x64個)かかります。