パルサー回路と呼ばれることもあるパルス回路は、レッドストーン信号を短時間(0.1秒~)出力します。この動作はボタンと同じですね。それを自動化する時に使います。
パルス回路はコンパレーター式が本命なので、先にコンパレーター式のパルス回路について目を通しておく事をおすすめします。
※本ページでは、レッドストーンティック(=0.1秒)をRSティックと省略しています。
※本サイトでは、ブロックやアイテム名はJava版の名称を用いています。統合版の方は以下の通り読み替えてください。
レッドストーンダスト ⇒ レッドストーンの粉
レッドストーントーチ ⇒ レッドストーンたいまつ
リピーター ⇒ 反復装置
ディスペンサー ⇒ 発射装置
オブザーバー ⇒ 観察者
構成
オブザーバー式と言ってもオブザーバーを置いただけです。
特徴
- 遅延:0.1秒(1RSティック)
- パルス幅:0.1秒(1RSティック)
- 構成部品:オブザーバーx1
オブザーバーは監視対象ブロックに変化があった時にパルス信号を発する装置です。という訳で、入力がオンになった時だけでなく、オフになった時にもパルス信号が発生します。
原理
オブザーバーには顔があり、その前のブロックを監視しています。そこにレッドストーンダストを置いておくと、オン/オフが切り替わる度にパルス信号を発します。
なぜ必要なのか?
なぜオブザーバー方式が必要になるのでしょうか。
オンになった瞬間、オフになった瞬間にパルス信号を発する、というのがポイントです。コンパレーター式のパルス回路の先にオブザーバーを置くと、パルス信号を2つに増やせます。
上図は、遅延4のリピーターが4個あるコンパレーター式のパルス回路の先にオブザーバーを置いています。リピーター1個あたり0.4秒(4RSティック)の遅延なのでリピーターの遅延合計は1.6秒です。コンパレーターにも0.1秒の遅延があるので、パルス幅(レッドストーン信号を出力している時間)は1.5秒になります。
レバーをオンにするとパルス回路はレッドストーン信号出力します。この時オブザーバーはオンになった事を感知して0.1秒のパルス信号を出力します。そして1.5秒経過するとパルス回路の信号出力が途絶えます。その時もオブザーバーはオフになった事を感知して0.1秒のパルス信号を出力します。一度レバーをオンにするだけで2回のパルスを出力する回路になっています。
ところで、パルス信号が2回欲しい、と思った事ありませんか?
水バケツを入れたディスペンサーはアイテムやモブを押し流す目的で使いますが、自動化すると水を流す時と、水を回収する時の2回のレッドストーン信号が必要ですね。
このようにすれば、一度レッド―ストン信号を送るだけで水を撒いて、1.5秒後にバケツで回収します。
オブザーバーはオン/オフが切り替わった時にパルス信号を発するパルサーとして使えて、1つのパルス信号を2つのパルス信号に増やす事が出来る、という事です。