Tフリップフロップ回路(リピーター式)

リピーター式Tフリップフロップ回路のアイキャッチ画像

Tフリップフロップ回路とは、オン信号を入力が受信する度に、出力するオンオフ信号が入れ替わる回路です。
ここではリピーターのロック機能を利用したTフリップフロップ回路をご紹介します。

この回路ではリピーターのロック機能を利用しています。詳細については以下のページを参照してください。

※本サイトでは、ブロックやアイテム名はJava版の名称を用いています。統合版の方は以下の通り読み替えてください。

レッドストーントーチ ⇒ レッドストーンたいまつ
リピーター ⇒ 反復装置

構成

リピーター式Tフリップフロップ回路の構成
リピーター式Tフリップフロップ回路の回路図
上から見た図

特徴

遅延:0.3秒~0.9秒
なんと言っても遅延が少ないのが良いところです。リピーターを調節すれば遅延を0.9秒にできます。Tフリップフロップ回路をネット検索すると、簡単に作れるのでドロッパーとホッパーを使ったタイプ(以下、ドロッパー式)の情報が多いのですが、実はドロッパー式は遅延が大きく応答性もあまり良くありません。リピーター式の方は、リピーターとレッドストーントーチだけで作れる上にデメリットもないので、Tフリップフロップ回路の中では断然おすすめです。

遅延

この回路はリピータの遅延をどのように設定してもちゃんと機能します。そして遅延は調整可能です。
右下のリピーターがロックされる前に下からの入力があると機能しなくなる訳ですが、リピータ1つの遅延(最大0.4秒)でそれは無理です。下側の2つのリピーター遅延は動作に影響を及ぼしません。上2個の遅延は有効です。レッドストーントーチも0.1秒の遅延があるので遅延時間は0.3~0.9秒となります。

原理

原理はちょっとややこしいです。
ポイントは以下の通り。

  • 4個リピーターがありますが、左側の2個は右側の2つのどちらかをロックさせるためのものです。
  • レバーがついてるブロックが入力ブロックです。側面にレッドストーントーチがくっついているので左上と左下のリピーターは常にレバーと信号が反転するようになっています。
  • もうひとつのブロック(図では上にあるなめらかな石)が出力ブロックです。この出力信号を反転しぐるっと配線して右下のリピーターに入力します。

では動作を見ていきましょう。

入力オフ、出力オフ

リピーター式Tフリップフロップ回路において入力がオフで出力がオフの時

レバーがオフで出力もオフになっている状態からスタートします。レバーがオフなので左下のリピーターがオフ、左上のリピーターがオンになります。よって右上のリピーターがオフでロックされ、右下のリピーターがロックされずにオンになります。

入力オン、出力オン

リピーター式Tフリップフロップ回路において入力がオンで出力がオンの時

レバーをオンにすると、右下のリピーターがオンのままロックされ、右上のリピータがアンロックされてオンになりレッドストーンランプが点灯します。さらにRSティックでオフ信号が右下のリピーターに到達しますが、既にロック済みなのでオンのままです。

入力オフ、出力オン

リピーター式Tフリップフロップ回路において入力がオフで出力がオンの時

レバーをオフにすると、まず右下のリピーターをアンロックされますが、リピーターの遅延があるので、右下のリピーターがオフになるのは次のRSティックです。次のRSティックでは、この右下のリピーターがオフになるのと同時に右上のリピーターがオンのままロックるので出力はオンのままです。

入力オン、出力オフ

リピーター式Tフリップフロップ回路において入力がオンで出力がオフの時

またレバーをオンにすると、今度はまず右下のリピーターがオフの状態のままロックされるので、次のRSティックで右上のリピーターもオフになりレッドストーンランプが消灯します。さらに次のRSティックでオン信号が右下のリピーターに到達しますが既にロックされていますのでオフのままです。

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