半自動養鶏場

マインクラフトの食料の中で、もっともコスパがいいのが焼き鳥です。ニワトリは卵だけで増やせるのでエサは必要ありません。また、生の鶏肉と鳥の羽は村人と取引してエメラルドに変えることができます。そんな訳で養鶏場を作る人も多いと思います。

しかし、卵を投げて雛が生まれる確率は1/8と低いので、餌を使わずニワトリを増やすには、卵を沢山集めて投げまくる必要があります。

これは面倒ですね。

そこで今回ご紹介する半自動養鶏場では以下を自動化します。

  • 卵を集める
  • 卵を投げる

そしてドロップ増加のエンチャントがついた剣を使います。火属性のエンチャントの有無で、焼肉か鶏肉か選ぶこともできます。経験値もありがたく頂戴しましょう。

サバイバルで稼働中の半自動養鶏場の例
サバイバルで稼働中の半自動養鶏場

使い方

1.ニワトリを増やす【自動】

卵投げ機のスイッチを押すだけです。手間を惜しまず小麦の種などを与えて哺乳類的に増やしてもいい(経験値も貰えます)です。

卵投げ機作動中の様子
卵投げ機のスイッチを押すだけです

2.卵を貯める【自動】

待つだけです。ニワトリが成長すると卵を産みます。その卵をホッパー付きトロッコで3分毎に回収し、水流式アイテムエレベーターで輸送して卵投げ機のチェストに卵を格納するまでを自動化しています。

トロッコで卵を回収する様子
トロッコで卵を回収中

3.鶏肉、焼き鳥をゲット【手動】

鶏肉と鳥の羽が手に入ります。火属性の剣を使えば焼き鳥になります。Java版限定ですが、左手に餌を持ち、範囲ダメージ増加のエンチャントをつけた剣を使うと楽です。

機能

卵を回収する間隔は最大4分12秒まで調節できますが、今回は3分間隔で卵を回収します。回収した卵は卵投げ機のチェストに格納されて貯まります。
卵投げ機のボタンを押せば、0.4秒に一個の間隔で卵を投げます。もう一度ボタンを押すと停止します。卵が無くなっても自動的に停止状態になり、もう一度ボタンを押すまで動作しません。

材料

ガラスブロックやフルブロックは養鶏場の広さや高さで変化するので省略します。
以下は回路や装置で使う必要最小限の材料とします。

  • ディスペンサーx1
  • ドロッパーx1
  • コンパレーターx6
  • リピーターx7
  • 粘着ピストンx2
  • レッドストーンブロックx1(パワードレールの動力はレバー等で代用可)
  • レッドストーンダストx27
  • レッドストーントーチx5
  • ボタンx1
  • ホッパーx6
  • ホッパー付きトロッコx1
  • ラージチェストx2
  • ソウルサンドx1
  • レール(養鶏場の広さ分)
  • パワードレール(養鶏場の広さ分)
  • 回路等で必須の不透過フルブロック(本記事ではなめらかな石)x10

水流エレベーターを作るので水源を近くに作っておきましょう。昆布があると便利です。

製作

この半自動養鶏場には、以下の装置が組み込まれています。

  1. スイッチ付卵投げ装置
  2. 卵を回収する装置
  3. 卵をチェストに格納するアイテムエレベーター

まずは卵を投げる装置から作りましょう。これだけでも高機能な卵投げ装置として機能します。トロッコやレールなどの資材が足りなければ、卵の自動回収は後回しでもいいでしょう。

スイッチ付卵投げ装置

卵投げ装置は以下のページでも紹介していますが、これはチェストに卵を入れたら自動的に卵を投げます。

今回作るのは上の記事のものと違って、スイッチ付の高機能バージョンです。卵回収機能がある場合はこの機能が必須になります。

【注意!】卵投げ装置と卵回収機構を組み合わせる場合は、必ず開始ボタンを付けてください

回収した卵を自動的にディスペンサーから発射するように作ってしまうと、ニワトリが増えすぎます。特に統合版では、窒息ダメージがないので増えすぎて重くなり、最悪の場合ワールドが動かなくなってしまいます。

設計

スイッチ付卵投げ装置の設計図

AND回路に注目しましょう。入力が2つあります。ひとつはコンパレーターからです。ディスペンサーのアイテムを検出するとオン信号を発します。もうひとつはTフリップフロップ回路からです。Tフリップフロップ回路はオン信号を受け取る度にオンオフを切り替えます。卵が存在してTフリップフロップ回路がオンの場合のみ、クロック回路が作動するようになっています。

NOT回路はコンパレーターの信号を反転させるために必要です。これでディスペンサー内にアイテムが存在すればオフ、しなければオン信号をTフリップフロップ回路に送ります。

回路図

上から見た回路のスナップショット
上から見た回路のスナップショット
卵投げ装置の回路図
卵投げ装置の回路図

よりコンパクトにするためNOT回路はAND回路の中にあるものを使っています。

回路以外の制作

ニワトリ小屋

ディスペンサー付近はブロックで囲う必要があります。また、卵は結構ランダムに飛ぶので、狭いとフェンスの上を超えて外に出たりします。その対策として、ディスペンサーの2マス前に石系フェンスを1つだけ置いておくのもオススメです。フェンスで囲ってもいいのですが、キツネに食べられる可能性もありますので完全に部屋にするのがおススメです。設置した回路も部屋にしておけばさらに安心です。

ニワトリ小屋の例
あとはお好みにデザインしましょう
ラージチェストは2個

集めた卵を貯めておくチェストが多すぎると、ニワトリの数が増えぎて重くなります。ご使用のハードの性能次第ですが、ラージチェスト2個あれば十分でしょう。

卵回収装置

ホッパー付きトロッコによるアイテム回収装置については、既に別記事に書きました。回収する頻度をもっと増やしたいとか、レールの敷き方やパワードレールを置く間隔を知りたい、もっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ホッパー付きトロッコが1回で回収できる卵の数は80個で、それを超えると取りこぼす可能性があります。実際この装置をサバイバルで使っていますが、ニワトリの数が多くなると4分間隔でもホッパー付きトロッコが満タンになって取りこぼします。放置しすぎて卵が溢れている事も多々あります。はっきり言ってそんなに卵は必要ありませんが、今回は卵を3分間隔で回収する装置を作ります。

ガラスブロックにしておくとトロッコの動きを確認できます

トロッコを走らせるのは地面より2マス下です。地面とは、卵投げ装置の回路を設置した高さで、上のスクショでは見やすくするために、ガラスブロックの9×9マスで地面を上げています。とにかく、地面を掘るか2マス上げるかしてトロッコを走らせましょう。

設計

3分毎にトロッコで回収させる為の回路部分の設計図です。

卵回収装置の回路設計図

ラブホッパー式のクロック回路だけだとオンの時間が長すぎるので、パルス回路に接続してオンの時間を短くします。

回路図

卵回収装置の回路のスクリーンショット
一段低くなっているのがわかりやすかと思って砂ブロック置いてます

レールの左側が卵回収装置の回路です。3分間隔でトロッコが卵回収に出発します。ドロッパーは右向きに置きます。すでにソウルサンドを設置していますが、このドロッパーの右隣に上昇水流を発生させる予定です。

卵回収装置の回路図
上からみた図

ラブホッパー式クロック回路のホッパーの中には、アイテムを225個(3スタックと33個)入れます。これで90秒毎にオンとオフを繰り返します。

パワードレール下のホッパーはドロッパーに接続します。このドロッパーは、この後アイテムエレベーターで使います。今はドロッパーが見えるように上に何も置いてませんが、不透過ブロックを置かないといけません。後で置きます。

ラブホッパー式クロック回路を上から見てもよくわからないと思いますので横から見た図です。

ラブホッパー式クロック回路の構造
ラブホッパー式クロック回路を横から見た図


卵をチェストに格納するアイテムエレベーター

ホッパー付きトロッコで回収した卵を、卵投げ機のチェストに入れる為に、少しばかり上方向にアイテムを輸送する必要があります。今回は以下の記事と同じものを作ります。ソウルサンドを使った上昇水流の作り方を知らない、という方は読んでおいてください。

さて、この装置自体は簡単なのですが、それぞれの装置が干渉しないようにコンパクトにするのが難しく試行錯誤した結果がこれです。

ドロッパーの上はガラスブロックだとトロッコが動きません。見やすさを優先しています。

ドロッパーの一段下の右にソウルサンド置いてましたが、その上の7マスをブロックで囲って水源を置きます。さらにチェストのホッパーまで水が流れるようにしましょう。

※ドロッパーの上はトロッコ回収装置の終端です。ここがガラスブロックだとトロッコが動かないので注意してください。不透過ブロックを置きましょう。

あとは回路です。上のスクショの砂岩部分です。

回路図

ホッパーとドロッパーを使ったクロック回路です。原理など詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

アイテムエレベーターの回路部分のスクリーンショット
砂岩の上9マスがアイテムエレベーターの為の回路です
簡単ですね。

完成図

半自動養鶏場の完成図

卵が無くニワトリも居なくなってしまうと増やせなくなりますので、一応卵は別で貯めておいた方がいいですね。

これでもうカシワと焼き鳥、鳥の羽に困る事はありません。ちなみに肉屋はスイートベリーや昆布ブロックも買い取ってくれるので結構おすすめです。肉屋の近くに半自動養鶏場を建設しましょう。

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