レッドストーン回路を組むうえで欠かせないのがレッドストーンリピーターです。ぜひ機能を理解して使い方をマスターしましょう。
※本サイトでは、ブロックやアイテム名はJava版の名称を用いています。統合版の方は以下の通り読み替えてください。
レッドストーンダスト ⇒ レッドストーンの粉
レッドストーントーチ ⇒ レッドストーンたいまつ
リピーター ⇒ 反復装置
オブザーバー ⇒ 観察者
レシピ
リピーターをクラフトするには以下の材料が必要です。
作業台でクラフトします。
機能
レッドストーンリピーター(Redstone Repeater)には以下の機能があります。
- 信号が逆方向に向かうのを防ぐ(整流作用)
- 信号を最大強度の15まで増幅し再送信する
- 信号を1~4レッドストーン・ティック遅らせる
- パルス幅を長くする機能
- 信号を「ロック」する
整流作用
一方通行
リピーターには向きがあって、その方向にしかレッドストーン信号は伝わりません。
リピーターは後ろの信号を前に伝える事しかできません。
信号を読み取るのは後ろだけ
リピーターがレッドストーン信号を読み取るのは真後ろのブロックだけです。
下のブロックは読み取らないので、以下ような配置では繋がりません。
オンにするのは前だけ
リピーターがオンにするブロックは前だけです。リピーターの真下のブロックもオフです。
一段低い前のブロックは感覚的にオンになりそうな気がしますが、リピーターがオンにするブロックは前だけなので、以下の図ようにレッドストーンダストを置くとレッドストーン信号は途切れてしまいます。
このように「入力は後ろだけ」「出力は前だけ」と限定されていますが、だからこそ整流作用が機能する訳です。
ところでリピーターでオンになったブロックの真下にレッドストーンダストを置くと光ります。詳細は「レッドストーン回路に隣接するブロックのオンとオフ」ページの「入力装置でオンになったブロック下のレッドストーン」を参照してください。この性質により、レッドストーンダストを一段低い位置に置いても、前に不透過ブロックを置けばレッドストーンダストは光ます。
リピーターを使った回路のつなげ方
普段あまり意識されない重要なルールがあります。
- オンになっているブロックはリピーターで信号を取り出せる
- リピーターでオンにしたブロックからレッドストーンダストで信号を取り出せる
これはレバーやボタン、感圧版などの入力装置でも同様です。
詳細は「その他のレッドストーン回路をつなげるテクニック#リピーターを使ったつなげ方」を参照してください。
信号強度の増幅
レッドストーンリピーターはレッドストーン信号を最大レベル15まで増幅します。
リピーターの前に不透過ブロックを置き、その前にレッドストーンダストを置いた場合でも、そのブロックは最大レベル15の信号強度となります。
遅延
レッドストーンリピーターには、レッドストーン信号を1~4レッドストーンティック(0.1秒~0.4秒)遅延させる機能があります。
遅延時間は右クリックで調節可能です。右クリックする毎に1~4RSティックと遅延時間が増えます。遅延4の状態で右クリックすると遅延1に戻ります。リピータ内には2つのレッドストーントーチがありますが、右クリックするとこの距離が広がり遅延時間がわかるようになっています。
勿論、リピーターをいくつも並べればその分だけ遅延させる事ができます。
パルス幅を長くする機能
パルス幅の短いレッドストーン信号を長くする機能があります。あまり知られていないかもしれませんが、よく使います。
例えば、オブザーバーは1レッドストーン・ティック(0.1秒間)というほんの一瞬しかレッドストーン信号を出しません。このようにパルスが短すぎると問題になる場合があります(Java版のみ)。
レッドストーントーチやコンパレーターを使っていた場合、これらの装置は1RSティックの遅延を持っているために、1RSティックのパルスは途切れてしまい機能しません。そんな時はリピーターでパルスを延長します。遅延4に設定されたリピーターならば、4RSティック遅延した後にパルス幅が4RSティックの信号を出力します。
サトウキビ自動収穫装置ではオブザーバーでサトウキビを監視しています。オブザーバーの出すパルスでトロッコを走らせるため、下に信号を送る必要があります。下に信号を送るのにレッドストーントーチを使っているのでパルス幅を2RSティック以上にする必要があり、そこでリピーターを使用しています。遅延や信号強度増幅が目的ではありません。
※統合版では、レッドストーントーチは1RSティックのパルスでもちゃんと機能します。リピーターでパルス幅を延長する必要はありません。
信号を「ロック」する
リピーターを置き、そのリピータの横に向けてもう一つのリピーターを置いてレッドストーン信号を送ると、最初に置いたリピーターをロックできます。ロック状態になると、リピーター上面のトーチが岩盤の棒に変わります。
右のレバーをオンにして、次に下のレバーをオンにしても、ロックされたリピーターによりレッドストーン信号が途切れています。ちなみに横に設置するのはコンパレーターでもかまいません。
このロック機能はそんなに使わなさそうな感じですが、Tフリップフロップ回路で使います。