マインクラフトではサトウキビから作れる紙は重要です。司書の村人のレベルを上げるのに取引したり、また、本やロケット花火、地図の材料になります。しかし栽培しても成長が遅く、収穫時には飛び散って拾い集めるのが面倒です。
という訳で、効率の良いサトウキビ自動収穫機をご紹介します。
※本サイトでは、ブロックやアイテム名はJava版の名称を用いています。統合版の方は以下の通り読み替えてください。
レッドストーンダスト ⇒ レッドストーンの粉
レッドストーントーチ ⇒ レッドストーンたいまつ
リピーター ⇒ 反復装置
オブザーバー ⇒ 観察者
パワードレール ⇒ 加速レール
ディテクターレール ⇒ 感知レール
概要
ここでご紹介するサトウキビ自動収穫機は骨粉を使わないタイプです。ピストンと同数のオブザーバーを使うので必要となる材料は多いのですが、ピストンが連動せず個別に動き、すべてのサトウキビが3ブロックの高さになった瞬間に収穫されるので効率がいいです。
オブザーバーからピストンへレッドストーン信号を伝えるのにリピーターを使っていますが、Java版ではピストンのバグを利用して簡素化できます。このバグは仕様(Works As Intended)となっているので今後修正される事はないと思います。Java版では統合版と違って骨粉でサトウキビを育てる事はできないので、Java版の方には特におすすめです。
バグを利用するのに抵抗がある方は、統合版の作り方でJava版でもちゃんと動きますので同じように作りましょう。
この設備は以下の2つの装置で成り立っています。
- サトウキビブロック破壊装置:
サトウキビが成長したらピストンで壊す。Java版と統合版で異なるのはこの部分 - 回収装置:
アイテム化したサトウキビを回収する。
効率
ピストンが連動して動く「簡単サトウキビ自動収穫機」と比較すると、約30%収穫量が増えます。夜をスキップせずに1時間放置した場合、1本のサトウキビから3.27個(Java版)、2.17個(統合版)のサトウキビブロックを収穫できます。詳細な実験結果は以下をご覧ください。
そういう訳でJava版の方、統合版でも骨粉が沢山ない方には、このページでご紹介する高効率タイプをおすすめします。サトウキビは成長が遅いので多少資材が必要でも作る価値は十分すぎるほどあります。
材料
この装置はいくらでも数を増やせますので、サトウキビをn本植えるn連装の装置と記します。
サトウキビブロック破壊装置
- ピストンxn
- オブサーバーxn
- 光源ブロックxn
ジャックオランタン、シュルームライト、フロッグライトのいずれかを使用してください。 - サトウキビxn
- 土ブロックxn
砂以外のサトウキビ植える事ができるブロック(草ブロック・土・ポドゾル・粗い土)を使用してください。 - 水を貯めるブロックx2n+2
Java版限定ですが、葉ブロックや階段ブロックを使う場合はn個です。 - 不透過ブロックx3n/2
ここではなめらかな石を使います。Java版のバグを利用する場合はn個です。 - リピーターを載せるブロックxn
ここではなめらかな石のハーフブロックを使用しています。 - リピーターxn
Java版のバグを利用する場合は必要ありません。 - レッドストーンダストxn
- サトウキビの飛び散り防止用ブロックx4n+6
ここではガラスブロックを使用しています。
回収装置
ここでは荷下ろししたらすぐに出発するタイプを使います。
- ホッパーx1
- チェストx2
- レッドストーントーチx1
- コンパレーターx1
- レッドストーンダストx5
- ディテクターレールx1
- ホッパー付きトロッコ
- 不透過ブロックx3
あと、レールとパワードレール、パワードレールをオンにするレバーやレッドストーントーチを必要に応じて用意してください。
作り方
ここでは8本のサトウキビを植えた8連装の装置を作りますが、規模はいくらでも大きくできます。好きなだけ数を増やしてください。
サトウキビブロック破壊装置
サトウキビを植える土と水槽をつくる
サトウキビを植える分だけブロックを置きます。後で、このブロックの上に水を張ります。水のイメージがあるプリズマリンレンガブロックを使っていますが、何でもいいです。
これらのブロックの上に水を貯めるので、溢れないように周りにブロックを置きます。片側はサトウキビを植えるので土にしておきます。
置き終わったら水を張ってください。
光源ブロック、ピストン、オブザーバーを置く
水の上に置きます。ピストンはピストンヘッドを、オブザーバーは顔を、土の方へむけて置きます。
光源ブロックは明るさレベル最大15のものですが、レッドストーン動力でブロックがオンになるものしか使えません。ですのでグロウストーンとシーランタンは使えません。ジャックオランタン、シュルームライト、フロッグライトのいずれかを使用してください。
※厳密には後ろにリピーターを置かない箇所ではグロウストーンとシーランタンでもOKです。
回路
パターン1
このパターン1では光源ブロックにグロウストーンとシーランタンが使えます。
パターン2
このパターン2ではリピーターが光源ブロックをオンにする事でピストンにレッドストーン動力を伝えます。そのためオンにならないグロウストーンとシーランタンは使えません。
これらの回路の原理がわからない、という方はこちらをご覧ください。
統合版
統合版ではパターン1とパターン2を交互に並べます。
Java版
Java版では、パターン1を並べるだけでOKです。
これでピストンが動くのが不思議ですよね。それもそのはずで、これはピストンのJava版にしかないバグを利用しているので、本来は動くはずのない回路なのです。
バグを利用する事に抵抗がある方は、統合版と同じようにパターン1と2を交互に並べましょう。ちゃんと動きます。
ところで、このバグは思いもよらぬ誤動作を引き起こすかもしれませんので、どういうものかちゃんと把握しておきましょう。準接続やBUDバグと呼ばれています。
サトウキビを植えてガラスで覆う。
土の上にサトウキビを植えて、サトウキビが飛び散らないようにガラスで覆います。
回収装置
ここではホッパー付きトロッコが常に走り回るタイプの回収装置を使いますが、2~3分毎に回収するタイプでもかまいません。
荷下ろし回路はJava版と統合版どちらでも安定して動作するタイプを使う事にします。ディテクターレールでトロッコが来たらパワードレールをオフにするタイプです。
他の回収機構も知りたい、原理も知りたい、という方は以下の記事をご覧下さい。
以下が今回使う荷下ろし回路です。
サトウキビの下にレールを敷いて、数か所パワードレールを置きましょう。
折り返し地点にもブロックとパワードレールを置きましょう。
あとはホッパー付きトロッコを置けば完成です。
完成図
サトウキビは成長が遅いので8個ではとても足りません。数十個並べましょう。
これは実際にJava版サバイバルモードで運用中のものです。25本x2が2層で合計100本です。これぐらいあると、もう他にサトウキビ畑は必要ないです。ピストンのバグは利用しておらずリピーターを沢山使っています。
回収装置はラブホッパー式のクロック回路を利用したもので、2分半間隔でホッパー付きトロッコが回収しに行きます。